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大島支庁 (鹿児島県) : ウィキペディア日本語版
大島支庁 (鹿児島県)[おおしましちょう]

大島支庁(おおしましちょう)は、鹿児島県奄美市にある県の出先機関である。2007年3月31日までは本庁企画部に属していたが、同年4月1日の出先機関再編により、本庁の部と同格の組織として独立した。発足当初より出先機関の中では権限が強く、県庁並の事務を行うことができ、またそのトップである支庁長は企画部出先の頃から本庁の部長と同格(部長級)であった。
管轄地域は奄美群島全域に及び、うち奄美大島南部、喜界島徳之島沖永良部島与論島は支庁の出先機関が管轄する。
なお同じ建物内に 大島教育事務所(県教育庁関係)も入所している。
== 沿革 ==

* 1885年 - 大島郡役所廃止、金久村(現奄美市名瀬)に金久支庁設置。出先機関として、大隅諸島を管轄する種子島出張所を北種子村(現西之表市)に置く。この際、 薩摩国川辺郡の十島も「市町村制を実施せざる島嶼指定の件」により上三島(現在の三島村)は種子島出張所、下七島(トカラ列島、現在の十島村)は金久支庁の管轄とされた。
* 1886年 - 金久支庁を大島島庁に改称、島庁長を島司とする。
* 1889年 - 種子島出張所が廃止され、熊毛郡馭謨郡を管轄する種子島郡役所(後に熊毛郡役所、現熊毛支庁)が設置される。
* 1897年 - 川辺郡十島を大島郡に編入、十島村(じっとうそん)とする(現在の三島村十島村(としまむら)を合わせた領域)。
* 1908年 - 島嶼町村制施行、1920年の島嶼指定解除まで継続。
* 1926年 - 郡制廃止。大島島庁を大島支庁に改称し、島司を支庁長とする。
* 1946年2月2日 - トカラ列島以南がアメリカ施政権下となる。十島村(じっとうそん)は分断され、北側の上三島は日本に残留。
* 1946年10月3日 - 大島支庁廃止、臨時北部南西諸島政庁設立。
* 1950年8月4日 - 臨時北部南西諸島政庁を奄美群島政府に改変。
* 1951年4月1日 - 琉球臨時中央政府設立。
* 1952年2月10日 - トカラ列島本土復帰。同日をもって、十島村(じっとうそん)はトカラ列島の十島村(としまむら)と上三島の三島村に分立。
* 1952年4月1日 - 琉球政府設立。奄美群島政府廃止、奄美地方庁設立。
* 1953年12月25日 - 奄美群島本土復帰。奄美地方庁廃止、大島支庁再設立。
* 1973年4月1日 - 大島郡三島村と十島村が鹿児島郡に移り、大島支庁から離れ県本庁の管轄となる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「大島支庁 (鹿児島県)」の詳細全文を読む



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